私の良く行く模型店に「
ジオラマ・ディスプレイキット・素材ツールセット(S)」というモノがありました。
これは確か前に来たときには同じシリーズの(M)と(S)がそれぞれ2つあった気がしたのだけど、その日は(S)が1つだけでした。
「こんなの買うヒトいるんだなぁ」と思いつつ、最後の1つとなってしまったこのセットを見て、「これを買い逃したらしばらく手に入りそうにないなぁ」と思い、衝動買いしてしまいました。
さて、このセットの内容はというと
1、グロスポリマーメディウム(50cc無色)
2、フォーリッジクラスター(#57、#58、#59-3色アソート)
3、自然石(越生産川石)
4、バラスト
5、石垣ペーパー(2枚セット)
というもの。
もちろん、これを買った時には具体的なジオラマ製作の構想など無かったけど、いずれはチャレンジしたいと思っていたので、とりあえずベースとなる
木の板(デコパージュ)の手頃なサイズの奴も一緒に買ってきました。
それからしばらく、少しずつジオラマ製作について勉強して製作に入りました。
さて、今回、私は
ジオラマという風に呼んでいますが、
ジオラマは
ディオラマや
ダイオラマとも呼ばれています。
どれが正しいのかわかりません。
またジオラマと同じようなものに
ヴィネットというものがあります。詳しい定義はわかりませんがジオラマよりも作品を構成する要素が少ないものをヴィネットと言うようです。
ジオラマにしてもヴィネットにしても
良いものというのは、その作品がどんな情景(ストーリー)を再現しているのかが見ている人に伝わるもののようです。
しかし今回の私の場合、そんなことはお構いなし。
とにかく
地面付きの展示台のつもりで製作しようと思いました。
と言いましても何も考えずに製作を始めることはできません。
とりあえず今までに製作したガンプラの中からかろうじてマーキング(デカール貼り)まで施してあった
アッガイを選んで、
丘と水と緑のある情景(ベース)を作ることにしました。

まず
デコパージュをマスキングして家に転がっていた
発泡スチロールで土台を作りました。
接着は
木工ボンドを使いました。
発泡スチロールの表面のデコボコは当初、
シンナーで溶かしてみようとチャレンジしたのですが、うまく溶けてくれなかったのでライターで火を点けて無理やり溶かしました。
この方法は有毒ガスが発生するし、危険なので真似しない方が良いでしょう。やはりカッターや専用のナイフを使うと良いでしょう。そういえばハンダゴテで溶かすというワザも聞いたことがあります。
「発泡スチロールを溶かす」
シンナーで溶けなかったということですが、Mrカラーの
薄め液では溶けません。
あれは性格にはアクリル系の溶剤なのです。
発泡スチロールを溶かすためには、油性ペンキなどの
溶剤が必要になります。
ホームセンターなどで入手可能。
手元に無ければ、プラモデル用のスチロール接着剤
(流し込みが良い)で代用が出来ます。
他にもツールクリーナーなども使用できます。
これらの溶剤は強力で、あっという間に溶かしてくれるので
溶剤の付けすぎに注意してください。(K-太郎氏からのアドバイス)
今回、私は
デコパージュを使っていますが自分の欲しいサイズが無い場合には自作しなくてはなりません。
しかしそれは日曜大工の分野に入ってしまいます。もっともガンプラの改造などをしている人にとっては道具さえあればそれほど難しくないでしょう。
私が調べたところそれほど詳しく解説してあるモノもありませんでしたし…。
注意点としては歪みが起きないようしっかりとした作りにするということのようです。
また今回、私は
発泡スチロールを使っていますが
スタイロフォームという断熱材などもよく使用されるようです。
軽くて土台としてある程度の強度があり加工が楽なものが良いということでしょう。
また、
土台との接着はしっかり行いましょう。と言いつつ私は手近にあったボンドを使ってしまったのでちょっと不安…。