「今年のF1カーはレギュレーションの変更からカッコ悪くなった」との意見が多いそうです。
人間の生活を豊かにする為の道具だった自動車が環境破壊とかに繋がるとかいう理由で非難されたり、自動車に関する技術の進歩とマシンの高速化による危険性の増加にともないレギュレーションが変更されることというのは仕方が無いことだと思うのです。
しかし、そういった変更によって生まれたデザインに関して開発陣が自信を持って送り出してるかどうかは別としても、第一声がカッコ悪いじゃ酷くない?
というのも、F1カーはそもそもカッコ良さを競ってるわけではなくて、レースに出場し勝つことを目指し生み出されたものであるはず。
そういう意味では、F1カーはそのあらゆる部分が、目的達成の為に生まれた究極の機能美の塊のはずだと思うのです。
しかも年々技術が進歩しているとするならば、最新のマシンが一番理想に近い塊になっているはずで、デザインもしかりだと思うのです。
自分が何かに好き嫌い言うのは簡単ですよ。
でも自分が誰かに好き嫌い言われる立場だったらどうですか?
何事も専門家やプロ、つまりその本人にしかわからない物事や事情というのがあると思います。
アイドルやモデル、アニメや漫画だってそうです。
ましてや他人の趣味なんて主観の塊でしょ?
美少女フィギュアとかアニメメカのような主観的なカッコ良さの追求がメインのジャンルでコンテストなんて無理があると思うのが私の持論。
だから私は模型コンテストのように順番を付けるというようなことをナンセンスと思っています。
もっとも、技能やセンスを競うようなことには意味あると思いますし、趣味とは違うレベルでの取り組みを認めないというわけではありません。
ただそこにどういう定義があるのかを理解することが大事だと思います。